オブジェクトを自動起動させるイベントを指定する

このタスクについて

ユーザーが文書の作成、編集、または読み込みを行うときに、オブジェクトが自動起動するようにフォームを設計できます。新規のオブジェクトは、ユーザーが文書を作成したときに自動起動します。デフォルトでは、既存のオブジェクトは、そのオブジェクトが含まれる文書の読み込みまたは編集をユーザーが行うたびに自動起動します。

新規オブジェクトを自動起動する

手順

文書の作成、編集、読み込みを行う際に、フォーム内の最初のリッチテキストフィールドのオブジェクトを自動起動するように、あらかじめ制御しておくことができます。新規オブジェクトを自動起動するフォームを作成するときには、[起動時] ボックスで [作成時] が設定されていることを確認してください。これは、新規のオブジェクトを起動する唯一のイベントが [作成時] であるためです。ユーザーが文書を作成した後で、新規オブジェクトが文書とともに保存されます。[読み込み時] や [編集時] といった [作成時] 以外の [起動時] ボックスの設定は、ユーザーが文書を後から開くときに有効になります。

矛盾のない設定にする

手順

フォームに対して、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] タブで [自動的に編集モードになる] を設定する場合には、[起動時] ボックスの設定に矛盾しない設定であることを確認してください。例えば、ユーザーが文書を読み込みモードで開いたときだけオブジェクトを起動するフォームを作成している場合に、文書に自動編集可能モードを設定したとします。この場合、文書が常に編集モードで開かれるため、オブジェクトが自動起動することはありません。

自動起動させるイベントを指定する

手順

  1. オブジェクトが配置されたフォームを開きます。
  2. [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。
  3. [起動] タブをクリックします。
  4. [起動時] ボックスで、[作成時]、[編集時]、[読み込み時] のオプションを、必要に応じて選択します。
  5. フォームを閉じて保存します。

自動起動させるイベントを指定する場合の例

このタスクについて

1-2-3® オブジェクトに入力された財務情報を配信するためのフォームを設計するとします。まず、財務情報を入力するためのテンプレートとして、1-2-3 オブジェクトをフォームに埋め込みます。このフォームの中にリッチテキストフィールドを作成し、埋め込んだ 1-2-3 オブジェクトをこのフィールドに表示するように指定します。さらに、ユーザーがこのフォームを使用して文書を作成するときだけ、埋め込まれた 1-2-3 オブジェクトが自動起動するように指定します。

ユーザーがこのフォームを使用して文書を作成すると、1-2-3 オブジェクトが自動起動します。これにより、ユーザーは 1-2-3 に情報を入力できます。ユーザーは 1-2-3 オブジェクトを閉じて保存します。次に、作成した文書を閉じて保存します。他のユーザーがこの Notes 文書を読むときは、埋め込まれた 1-2-3 オブジェクトはリッチテキストフィールドに表示されますが、自動起動は行われません。このオブジェクトを編集するには、ユーザーは Notes 文書を編集モードで開き、オブジェクトをダブルクリックして起動します。